アーデン

RICOH GX200
d0032222_16423894.jpg
10日前の話ですが、先輩のお宅へ、オーディオを聴きに行ってまいりました。
スピーカはタンノイのアーデン。口径38センチの同軸2ウェイが1本、バスレフ箱に入っています。
アンプはラックスのトランジスタプリメイン。CDデッキはソニー。アナログプレーヤはケンウッド、カートリッジはオーディテクニカのAT33でした。
このラックスのアンプは、MCカートリッジのヘッドアンプを内蔵しているそうです。
いまはフォノイコライザーさえ無いアンプが多いというのに、なにげにマニアックであります。古きよき時代を感じさせますね。

縁・えにし

予想以上にいい音でビックリしました。バスレフらしい豊かでゆったりした低域が出てきます。
好みです、低域は。(私だったらテレビをよそに置いて左右スピーカの間隔をもっと狭めますが・・・)
話を聞いているうちにもっとビックリしたのが、アーデンの前の持ち主。
私の友人だった故Mケンジ君でした。

故 Mケンジ

仕事の関係で仲良くなり、妙に波長が合って彼の自宅にも何度か遊びに行きました。
新しいものが大好きで、CS放送は県内で最初のユーザー。早々とプロジェクター方式の巨大TVを居間に据え、2階のオーディオルームではソナスファーベルでわけの分からない音楽を聴いていました。
アナログを聴かなくなった私は彼にヤマハのGT2000を、管球アンプをやめた彼は私にラックスのLX38を、それぞれ物々交換しました。
彼は実家がお金持ちだった(らしい)こともあって、モノに関する執着が薄かったように思います。
このアーデンも、ちょっと不具合があったということで、この先輩は最初、タダでもらったそうな。
タダはあんまりというので、いくらかのお金を渡したそうですが、だれが考えてもそれは「安い」買物でした。
このMケンジ君、若くして亡くなったんです。
ガンでした。
1周忌に近い頃、自宅を訪ねたら、私が病室で撮った彼の写真が仏壇に飾ってありました。
彼が生きていたらなぁと、いまでも思います。
オーディオの話や釣り(ルアーが好きだったようです)や、自転車の話ができたのに・・・と。
音楽の趣味だけはかみ合いませんでしたけどね。(^^;

アーデンを聴きながら、「あぁ、この音を彼は聴いていたんだなぁ」と感慨にふけりました。
この先輩がこれからも大事に使ってくれることでしょう。
お~い、ケンジ!天国でいい音聴いてるか~い?
by tama_photo | 2011-05-26 17:14 | Music & Audio | Comments(0)