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クラッチ調整

スポスタのクラッチを調整します。
ちょっと切れが悪いのです。エンジンが暖まってくると、だんだんひどくなります。
このスポには、MRCクラッチという操作が軽くなるものを入れています。外そうかとも思いましたが、その前にきちんと調整してみる価値はあります。
RICOH GX200
クラッチ調整_d0032222_13572681.jpg
まず、クラッチワイヤーの途中にあるアジャスターを目いっぱい緩めて、クラッチレバーに大きな遊びを与えます。
ところが、このロックナット(赤い矢印)、役に立ってませんが・・・。( ̄∀ ̄;)
ネジの切ってある部分は下のナットと一心同体、つながっているんです。
つーことは、どう考えてもロックナットは上(青い矢印)でしょう?
ディーラーがクラッチを調整したという確かな証拠はありませんが、ディーラーに整備に出すたびに、なんかおかしくなって返ってきます。
前回は昨年5月に、オイルのにじみを直してもらいました。工賃は4万円ちょい。そのときクラッチワイヤーの取り回しがフレームに沿ってきれいに直されていました。けど、調整したかどうかは不明。もしかすると、オレが自分でクラッチケーブルを交換したときにやったのかもしれません。
けど・・・一目見て分かる凡ミスですよ、これは。オレ、こんな失敗はしないと思うけどなぁ。


クラッチ調整_d0032222_14162693.jpg
次に、クラッチインスペクションカバー(ダービーカバーともいう)を外します。
このとき、車体を垂直に立てます。ハーレーはセンタースタンドがないので、サイドスタンドにゲタを履かせたりします。
これをしないと、ミッションオイルがダダモレします。じつはダダもらししました。(^^;
あわてて柱に立てかけました。
97年式スポは、トルクススクリュー4本で締めてあります。最近のは6本。ビッグツインまで含めると、年代ごとに3本、4本、5本、6本と、ネジの数はいろいろとあります。

クラッチ調整_d0032222_14292762.jpg
ご開帳。
こんなんなっています。クラッチプレートとかはもっと奥のほうにありますが、調整はこの部分だけでできます。
たしか、MRCクラッチへの交換も、インスペクションカバーを開けただけ、この状態でやったと思います。


クラッチ調整_d0032222_18164.jpg
調整方法

①クラッチワイヤーのアジャスター部分は一杯に緩めておきます。この記事の1枚目の写真の部分ですね。

②スプリングとロックプレートを取り外します。手でも外れます。


クラッチ調整_d0032222_18371911.jpg
③調整スクリューをマイナスドライバーで反時計方向に回します。ここは逆ネジになっています。

④抵抗を感じるまで回して、そこから1/4回転戻す(時計方向に回す)。

⑤ロックプレートをはめる。このときアウターランプの六角穴と合わないときは、調整スクリューをさらに時計方向へ回します。

⑥スプリングをはめ、クワッドリングを車体側の溝にきちんと入れてインスペクションカバーを取り付けます。


クラッチ調整_d0032222_1825771.jpg
⑦クラッチワイヤー途中のアジャスター部分を伸ばして、遊びを減らしていきます。


クラッチ調整_d0032222_1842038.jpg
マニュアルでは、この黄色い線の部分、クラッチレバーの遊びが1.6~3.2ミリになっています。


とまぁ、マニュアルどおりにいけば何の苦労もありません。
さっそくエンジンをかけて試乗しようとしました。
ところが、ローに入れるとき、ガリガリガリッと派手にギヤ鳴りがします。明らかにクラッチが切れていません。
当然、ニュートラルも出にくい。
アジャスター部分で遊びを減らしますが、それでも切れがイマイチよくありません。
急がば回れで、インスペクションカバーをまた外し、①からやり直します。
今度は調整スクリューの戻しを必要最小限にしました。たぶん1/6~1/8回転くらいしか戻しませんでした。
そしてレバー部分の遊びもほとんどゼロに。
ウム、これで良くなりました。ギヤ鳴りなし、ニュートラルも一発。問題はクラッチが滑らないか、ですね。
小雨の中、10キロほど試走してみました。体感できる滑りはありませんでした。
ああ、遠くへ行きたい・・・。
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by tama_photo | 2012-02-25 15:17 | ハーレー | Comments(0)

「浅く広く」をモットーに、熊のいない熊本から発信しています。


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