カートリッジを替える

なんでも言ってみるもんだ。
「そろそろカートリッジ替えようかなー」と、ポツリと洩らしたら、それを聞いた友人が「貸そうか?」だって。( ̄▽ ̄)!!

この友人、オーディオは現在休止中。耳がかなり良くて、市販品でも気に入らなければすぐ改造してしまいます。
先日壊れたプリアンプT2Gは、この友人から譲ってもらったものです。
貸してくれたカートリッジはオーディオテクニカAT33EV。
EVって「エボリューション」の意味。「エレベーター」ではナイ。
欲しかったのはAT33PTGだったのですが、まぁ似たようなもんじゃろ。\(=。。=)チガウトオモフ PEN E-P3 MACRO-SWITAR

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喜んで拝借し、さっそく取り替えてみまする。
その前に、新旧の比較。
DL103と比べると、カンチレバーは細くスタイラスも小さいですね。繊細な感じがします。

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トーンアームが特殊なので、カートリッジの取り替え作業は大変です。できることなら、やりたくありません。
髪の毛みたいに細いリッツ針を切ったり、カンチレバーを折ったりすることもあります。新品買って取替え中に折れたりしたら、それこそ目も当てられません。
私は経験ないけど、この友人は一度やったみたいで、それもズーマンエンくらいのカートリッジを。。。

AT33は本体に取付ビス穴が貫通しているので、半分に切った指掛けを使いました。やっと本来の姿になりました。

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DL103をこの方法で取り付けるのは無理です。ビスが外れてしまいます。
テンプレート(といってもただの紙ですが)でカートリッジの向きを調整し、アジマスを合わせます。アジマスはレコード盤面とカートリッジの垂直で、普通のプレーヤーでは調整不要というか、調整できないと思います。
このターンテーブルはプラッターが傾斜しているので、カートリッジもそれに合わせて傾けないといけないのです。
アームの水平はそのままでOKでした。カートリッジの高さはAT33がややありますが、まっ、いいでしょう。
アンチスケート(インサイドフォースキャンセラー)は最弱でOK。軽針圧だからでしょうか?
一番手こずったのは針圧調整でした。
粘度の高いシリコンオイルでダンプされているので、針圧が安定しないのです。時間をかけて何度も何度もやり直し、外周で1.82g、内周で2.18gにしました。適正針圧は1.8~2.2gです。
内周と外周でどうして差が出るんでしょう。シリコンオイルが多すぎるのか、それとも少ないのか。
取扱説明書を読んでも「容器のオイルを全量注入」としか書いてないので、適正量が分かりません。

聴いてみましょう。試聴盤はこの2枚です。
ノラネコ・ジョーンズの come away with me 重量盤と、鈴木勲のBLOW UP。

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劇的な変化を期待しましたが「アレッ?」という程度でした。
音が繊細でダイナミックレンジが広く全体的にスッキリしましたが、低域の厚みは減って、これまでの野太さが消えたように思います。チェロの胴鳴りが弱くなって楽器が小さく感じました。

ずっとMM型カートリッジを使ってきて、最初のMC型がAT33E/MCでした。このときの音の変化には本当に驚きました。AT33E/MCは気に入って、続けて2本使いました。
その次はMCでもMMでもない、MI型のグラド(型番失念)を使いました。これも気に入りました。
そしてしばらくアナログを休止し、再開したときにDL103を初めて使ったのですが、第一印象はものすごく良かったですね。全体的に芯のある力強い再生音で、特に低域の伸びがすばらしいと思いました。
DL103というと、MCカートリッジの中ではトヨタカローラみたいな、安くて丈夫で長持ち。でもあまりに定番過ぎて面白みに欠ける、初心者が使うMC型というイメージがあったのです。しかし実際に聴いてみると、あぁ、やっぱり放送局が使うはずだと納得できる音質でした。
ですが、原音再生という観点からはAT33EVの音が本来の音で、DL103はドンシャリ系なのかもしれません。

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次期カートリッジはAT33PTGの予定でしたが、やめます。GRADOに行こうかな。でもDL103のドンシャリも捨て難い。
迷います。
by tama_photo | 2013-05-15 01:42 | Music & Audio | Comments(0)