1グラムで聴くDL103

夜、女どもはテレビドラマに釘づけだったので、オレは独り、隣の部屋でレコードを聴いていた。
こないだ買ったシェルビィ・リンの重量盤LPだ。
ゾクッとするほどベースが気持ちイイ音を出している。
楽器の音がいい割に、ボーカルがつまらないことは以前の記事で書いたとおり。
歪みっぽいのだ。とくに今夜はそれを強く感じた。ちょうどレコード針の寿命が来たときのような音がする。
で、試しに針圧を測ってみたら・・・
ありゃりゃっ!
1.03gしかないっ!!!

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針圧がこんなに狂うはずはない。
思い当たるフシがある。
シュアーV15‐Ⅲをオクに出したときだ。
音が出るかどうか確かめるため、V15に付け替えて音を出した。その際に針圧を1.5gに合わせた。
カートリッジ重量が相当違うため、ウェイトをかなり動かしてバランスを取った。
すぐにDL103に戻したが、そのとき針圧調整が間違ったに違いない。

DL103の適正針圧は2.5g、±0.3gだ。
外周で2.5gにして音を出してみたら、ボーカルの歪みっぽさは消えたものの、あの心地よいベースの響きも一緒に消えてしまった。
うわー、針圧がちょっと違うだけで、こんなに音が変わるんだと驚いた。

きれいなボーカルとつまらないベース VS 歪みっぽいボーカルとゾクゾクするベース
どっちを取るか悩んだが、規定外の針圧で使うと針もレコードも傷むので、規定内で最も軽く設定した。

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外側で2.2gだが、内側に来ると2.5gになる。

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しかし、針圧1gで聴くDL103も捨てがたい魅力があると思う。
それにしても、あんなに魅力的な低音が出たのは、どういう理由だろうか。だれか物理的に、電気工学的に説明してくれないかな。

LE8T 修理に

2台目のアナログプレーヤー導入計画を先送りし、LE8Tを修理することにした。

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エッジの張り替えと、マグネットを再着磁する。
ランサロイエッジは貴重なのでこのまま保存しておきたい気もする。
しかしLE8Tの本当の音を聴いてみたいという欲求のほうが勝った。
そこそこいい音にはなったが、まだまだ、LE8Tの実力はこんなもんじゃないはず。

プラスとマイナスの端子をショートさせ

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2つのユニットを向かい合わせてビニール紐で縛った。

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理由はよく知らないが、昔からスピーカーユニットはこうやって移動したものだ。
元気になって戻ってくるのが楽しみ。
Commented by mayfair2000 at 2014-11-08 09:56 x
状態が良さそうなのでもったいないですね。何時頃購入されたものですか、私のはS49年ですが黒エッジでした。
Commented by YDの寅次郎 at 2014-11-08 11:58 x
三回エッチの貼り替えを行いましたがこの儀式は初めてでしたので参考になります但し五年ぐらいしか持たないので最後は豚側にしました。
三ウェイですが、70パーセントがウーハーからの音と感じていますので新生ウーハーが楽しみですね
JBLの白いコーン紙が小気味良く動く姿が連想されます。
最後にハイレゾはCDに入っていない音までもありのままで聞けると理解していますが、雪の女王のハイレグほどすごいと言う事ですか
 
Commented by tama_photo at 2014-11-08 15:27
はじめまして。mayfair2000さん。
これはオークションでの購入です。2011年11月ですから、まだ3年。オーディオのことはまったく分からないようなリサイクルショップの出品だったかと思います。すぐに分解してみると、組格子のグリルもLE8Tもネジを緩めた跡がなく、購入時からまったく手をつけていない完全オリジナルな状態でした。
でも、エッジがカチカチに硬化していて、最初はAMラジオみたいな音でした。数ヶ月にわたって軟化剤を塗布したら、かなりまともな音になりましたが、昔の記憶からするとLE8Tはまだまだこんなもんじゃないと思うのです。
もったいないですかね?
Commented by tama_photo at 2014-11-08 15:32
寅次郎さんもかなりのマニアですね。
オリジナルにこだわるのなら、ウレタンエッジだと思います。私は耐久性を考えてセーム革にするつもりでいます。
ハイレゾは期待が大きすぎたようです。最後の写真くらいのインパクトが欲しいですね。今朝もさんざんCDと比較しましたが、私には聴き分けられない「自信」があります。(^^;
安いCDプレーヤーなら変化が分かったかもしれません。
Commented by テンジン at 2014-11-08 21:02 x
エッジを張り替えるかどうかは何が必要かとオーナーが思うことに合わせる
オリジナルが希少という考えも合っているし、5年ごとの修理でもウレタンが聴きたいというのもあっています
革製は持ちがいいだろうな
私はD130やL100が壊れない(気づかないだけか?)エッジだったので幸せです
Commented by tama_photo at 2014-11-08 23:05
テンジンさんのD130やL100は、どちらもフィックスドエッジですね。あれはかなり(半永久的?)長持ちしますから、音質劣化もほとんどないと思いますよ。
心配といえばアルニコの磁力の低下でしょうか。あれもねぇ、やってみてもほとんど音は変わらない気もします。
Commented by mayfair2000 at 2014-11-08 23:36 x
こんばんは。入手時そのような状態とは思わなかったので、
よけいなことを言いました。いくら好きでも不満がある場合は、対策を考えますね。実は、私もサンスイの箱は好きなのですが、バスレフの詰まった感じの音が気になり今は、少し大きめの後面開放の箱に入れています。
Commented by tama_photo at 2014-11-08 23:43
新品で買ってずっと持っているのなら、きっと愛着があっておいそれと改造はできないと思います。
後面開放とは珍しいですね。お近くならぜひ一度、お聴かせ願いたいものです。
友人が平面バッフルに似たものを自作したことがあります。とても素直な音でした。でも場所を取るのが難点といえば難点ですね。
Commented by 猿画堂 at 2014-11-09 09:34 x
私のランサー101も LE-14のウレタンエッジが駄目になったので、広島のオーディオショップに送ってセーム皮のエッジに張り替えて貰いました。
それ以降は順調です。2本のウーファーで4~5万円ほどかかったと記憶しています。
Commented by tama_photo at 2014-11-09 10:18
広島でセーム革といえば、あそこしかない・・・のかな。
私が予定している社の見積りもそれくらいでした。再着磁も含めた価格です。
エッジの張り替えだけならDIYでできると思います。といってもやったことはありません。2220のセンターキャップは自分で交換しました。意外と簡単。コーン紙にちょっと穴開けましたが・・・。(^^;
by tama_photo | 2014-11-08 00:24 | Music & Audio | Comments(10)