SPUで悩む

今日はソニー・ロリンズを聴きました。
1枚だけ聴きましたが、昨日のマイルスのような感動はありませんでした。
そこで、SPUが実力を出し切っているのか気になって、チェックしてみることにしました。
かのセレブな方よりいただきし長洲の金魚。もとい、オーディオチェックレコードです。
CANON EOS 5D-Ⅱ Apo-Macro-Elmarit 100/2.8

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30センチLPなのに45回転です。今日も間違えて33回転でしばらく聴きました。(^^;
B面でシステムのチェックができます。



問題は「トラッカビリティ・チェック」です。
315Hzの音が+2dB、+5dB、+8dB、+10dBと、刻んであります。再生音はだんだん大きくなります。
ちなみにDL-103改は+10dBまでクリアに再生していました。
して、SPUはというと・・・、ありゃー+8dBが再生できません。
明らかに歪んだ音がします。ショック。(TωT)

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オーバーハングやトラッキングエラー、アジマスにインサイドフォースを調整しましたが、+8dBがかろうじて再生できるくらいで、劇的な改善には至りません。
肝心の針圧も2.5gから4gまで試してみましたが、これはインサイドフォースの調整よりも変化が少なかったですね。
さすがに5g、6gまでは試しませんでした。結局、最初と同じ3gに落ち着きました。

思うに、もともとSPUはそれほどトレース能力が高くないのではないかということです。
針を掃除していて感じるのですが、針先がDL-103ほど動きません。ガチッと固まった感じがします。
ダンパーが硬化しているのではなく、元からコンプライアンスの低いカートリッジなんだと。
このSPUが製造された40年前は、それほどカッティングレベルの高いLPはなかったのではないかと思うのです。
どうしてもSPUの肩を持ちたくなりますが、クリアに再生できない曲が出てきたときは、そのときまた考えます。
なんだか音楽に浸かれなかった夜でした。

追記 調整あれこれ

どの部分をどう調整したか、メモ代わりに残しておきます。
まず、厚紙でできた定規のようなテンプレートをターンテーブルシャフトに差して、トラッキングを調整します。
レコードの溝に対してカートリッジがどれだけ平行になっているかのチェックです。
レコードの溝を刻むカッターヘッドは平行移動してレコードをカッティングしていきます。しかし市販のタンテは1点支持のアームが円を描くように外周から内周へ動きますから、どうしてもカートリッジに角度がつきます。その差を最小限にしようとするものです。
カートリッジを上からも横からも見て、内周を基準に合わせます。

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オーバーハングは、アームをシャフト上に置いたときに突き出る長さのことです。
このアームのオーバーハングは15.7ミリ。半径15.7ミリの円に針先を合わせます。

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このオーバーハングが気になっています。
アームをシャフト上に置くとピッタリ合うのですが、アームの支点と針先を結ぶ直線をイメージして計測すると、2~3ミリ長いのです。アームベース全体を回転させて調整しようとしましたが、できませんでした。

垂直トラッキングの調整、アジマスを合わせます。
このプラッターは傾斜しているので、その傾斜に合わせてカートリッジも傾けます。普通のタンテでは調整しません。

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調整はこのダイヤルでワンタッチ。アームを吊っている2本のテグスの引き具合を変えるとアーム全体が右に左に傾きます。これは演奏中でも調整できます。

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インサイドフォースもこのダイヤルでワンタッチ。テグスに水平方向のねじれを加えて調整します。
これも演奏中に可変できます。

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アームの水平は矢印のダイヤルを緩めてアーム全体を上下させて行います。
カートリッジの垂直トラッキング角度は20度と言われていますが、基本、アームは水平でいいと思います。
カートリッジ自体が20度になるように作られているはずですから。

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微妙な調整が自在にできるアームではありますが、いかんせんカートリッジの交換がひと仕事です。
針圧調整も完全なマニュアル方式ですので面倒な部分です。
なんでもかんでも簡単にできるプレーヤーはありませんね。
Commented by ツーチー at 2015-06-04 06:34 x
おはようございます ^^
うまく音楽に浸れなかったですか...
しかし、「音楽に浸る」という表現がよいですね ^^

私は音楽を聴くこと自体は好きなんですが、
音質には無頓着でして、ある程度以上マシな音であればOKてな感じです(笑)
けどtama さんの記事を拝見していると、
オーディオもなかなか深いものだなぁ.. と、だんだん興味深くなってくるから不思議です。
あまりよく分かってませんけどね(笑)

そうそう、去年あたりからクラシック音楽に興味が出てきましてね ^^
オートバイで走る時はもっぱら懐かしソングなんですが、
家で聴くのはクラシックが多いです。
そうなると、音質に少し不満が出てくるので不思議なものですね ^^
Commented by tama_photo at 2015-06-04 07:24
じつは私もツーチーさんのように解脱したいのです。
私が聴いているのは「音楽」ではなく「音」ですもんね。
クラシックは数年前にN響を聴きに行き、しばらく集中して聴きました。しかし、家の装置でオーケストラの迫力は出ないことが分かり、元に戻りました。聞き流すことが苦手な私です。
Commented by salgadou at 2015-06-04 15:23
たまちゃ~ん もうすぐα7Rに手ぶれ補正の着いたα7RII が出るんですって!
あ、聞き流してね~ (^^)
Commented by tama_photo at 2015-06-04 18:45
触手が動きませんね~教授。RIIよりSが欲しいッス。でも、Sもたぶん買いません。
Commented by DUCATISTAers at 2015-06-04 20:54
こんばんは

いつも素敵なシステムいいですね!
僕も影響されて何度か手を出そうと考えましたが
踏みとどまって現在に至ります

今年は完全に富士フィルムにハマってまたレンズを
買い替えました。
秋にはもう1台増やすので、オーディオは我慢です。
実は先々週オークションで絶版品を入札していたの
ですが、10万超えたところで手を引きました(^◇^;)
Commented by tama_photo at 2015-06-04 21:34
こんばんは、DUCATISTAersさん。
いまはカメラ欲もバイク欲も収束しているtamaです。
オークションの秘訣は「追わない」ことだと悟りました。自分で払える金額を最初にドンと入札して、あとは見ないことです。果報は寝て待ちましょう・・・といいながら何度失敗したことか!(^^;
Commented by YDの寅次郎 at 2015-06-05 11:24 x
tamaさん梅雨冷の季節、鍋が良いですね
 昨日青空がとっても綺麗だったのでYDに乗って三角西港の
和蘭館に行きましたテラスに座りソウダ水に写る船を見て
とっても良いロケーションに感動致しました。
YDエンジンもR57のフラットに作られた荷物を運ぶ
人にやさしい気持ちに満足したと言っております。
Commented by tama_photo at 2015-06-05 13:15
気分はユーミンだったのですね、寅次郎さん。(^^;
でもあんな遅くに金太郎へ行くと、kiyomakoさんが心配しますよ。しかしタフですね~。いったい何キロ走りましたか?
私も休みで人吉と大口(現伊佐市)、水俣を回ってきて、240キロでした
by tama_photo | 2015-06-04 01:50 | Music & Audio | Comments(8)