ライラ ヘリコン

新たなカートリッジが届きました。
前々から聴いてみたかったのがオクに出たものですから、ポチッとな・・・。
USED品ではありますが、針先とダンパーを替えたばかりのものが、針交換の価格で手に入りました。
ライラのヘリコンです。

発電方式:MC型
出力電圧:0.5mV(5.0cm/sec. 45° peak)
針圧:1.6g~1.75g
再生周波数帯域:10Hz~50kHz
チャンネルセパレーション:35dB以上(1kHz)
内部インピーダンス:5.5Ω
負荷抵抗:100Ω~47kΩ(トランス使用の場合は10Ω以下)
自重:8.3g


2015年7月、ラウンデールリサーチ社にて針先、ダンパー交換済みということなので、新品状態と思っていいでしょう。

d0032222_022165.jpg




さっそくカートリッジを入れ替えます。
カンチレバーを折ったりしたら怖いので、アームを取り外して机の上で作業しました。

d0032222_0253385.jpg

SPU-Eはしばらくお休みさせましょう。

d0032222_0263077.jpg

ヘリコンはカートリッジの筐体にネジが切ってあるので、ナット不要。
六角穴付スクリューだけで取付できて、とてもラクです。
ただし、SPUと比べてピンの径が太いので、差し込むのに力がいりました。
いや、ヘリコンが標準で、SPUが細いのですね。
ピンセットを使って、ギュギューッと。

d0032222_0282314.jpg

赤R+、緑R-、白L+、青L-。4本、無事に接続完了。

d0032222_0333387.jpg

じつはライラがMADE IN JAPAN とは知りませんでした。(^^;

アームをターンテーブルに取り付け、トラッキングエラーやオーバーハング、アジマス、針圧などを調整しました。
適正針圧は1.6~1.75gと許容範囲が狭く、説明書には「くれぐれも、1.75gを超えないようにご注意下さい」と太字で注意書があったので、調整に手間取りました。
ウェルテンパードのアームはシリコンオイルに浮かせてあるので、針圧が安定するまで時間がかかるのです。
きちんと合わせたつもりでも、数曲聴いた後では少し針圧が変化しています。また、アジマスを調整することでも針圧が変わります。このプレーヤーの数少ない欠点のひとつです。
合わせる → 聴く → 合わせる → 聴く―の繰り返し。

d0032222_0441584.jpg


音出しチェック!

一聴して音がガラリと変わったのを実感しました。
第一印象は、ものすごくよかったです。
ボーカルが前にグッとせり出してきて、これがB&Wの音か?と思うほどでした。
余計な音をそぎ落としたような、カチッとしてきらびやかな中高音です。
反面、低域は、分解能はいいけれども量感に乏しく、低音フェチの自分としては少しもの足りなさを感じました。
聴き込んでいくと、ボーカルのサ行が少し耳障りに感じてきました。スクラッチノイズも多め。
そしてこれは、ある1枚のLPだけの問題かもしれませんが、ミュートトランペットの音が歪みっぽくて、思わず途中で音量を下げてしまいました。
オーディオチェックレコードでトラッカビリティを調べると、+8dBと+10dBの再生はやや苦しそうです。

本日は時間切れ。日を改めてじっくり聴き込んでみます。

後日談

フォノアンプPH-53の設定がまずかったようです。
昇圧トランスT-300を通さずにXLRでフォノアンプ → プリアンプとつないだら、歪みはなくなりました。
XLRで入力すると、面倒な設定は全部PH-53が自動的にやってくれます。
しかし、昇圧トランスT-300はRCA入出力なので、受け入れ側のPH-53をいじってやらないといけません。
設定がSPUのままだったのです。
底部にディップスイッチがたくさんあって、これでカートリッジの入力感度とインピーダンスを調整するんですが、電気オンチの私にできるかな?
(写真はCECホームページから借用)

d0032222_12372734.jpg


覚え書き

自分が忘れないために、ディップスイッチの設定値をメモしておきます。
スイッチ1~4はカートリッジ入力容量の調整です。
説明書に「一般的に、MCカートリッジは1000pFを推奨いたします」とあったので、すべてをONにしました。
カートリッジの説明書に、入力容量の記載はありませんでした。
ゲインはスイッチ5と6です。
ヘリコンの出力電圧は0.5mV。これはSPUの10倍で、高出力カートリッジであろうと判断し、6のみONに。
入力インピーダンスの調整はスイッチ7と8です。
8をONにして100Ωにしました。
カートリッジの説明書には「トランス使用の場合10Ω以下」とありましたが、PH-53は100Ω(8をON)、1kΩ(7をON)、47kΩ(両方OFF)の3通りしか設定できません。
by tama_photo | 2015-07-16 00:59 | Music & Audio | Comments(0)