2016年 12月 09日
指宿のたまて箱①
退職祝いにヨメが旅行に連れて行ってくれました。
退職したのは一昨年3月。その年の秋に行くつもりでしたが、どうしても外せない仕事が入って1回目の中止。
次にことしの春、ふたたび旅行を計画するも、熊本地震で2回目の中止。
3度目の正直で今回、やっと退職祝いが実現しました。
新幹線つばめで、南を目指します。
カメラ:α7RII バリオテッサー16-35ミリf4 ゾナー55ミリf1.8
ことし2月に神戸へ行っていますが、あれはヨメと娘が大阪方面へ旅行して、その帰りに私が合流しただけの、いわばオマケみたいな旅行でした。
今回はヨメがいくつか提案した中から私が選んだ旅です。
鹿児島中央駅から、指宿枕崎線に乗り換え。
やってきたのはこの列車、通称「いぶたま」。「指宿のたまて箱」号です。
水戸岡鋭治氏デザイン。
玉手箱の名が示すように、到着後はドアの上から煙が出ます。(^^;
列車内はこのようなデザインです。
残念ながら、往きは海側(左側)の席が取れませんでした。
いぶたま号は2両編成で、先頭の1号車はこんな感じ。オーシャンビューの席がありません。
中央付近に少しあるのは展望スペースで、指定席ではないため長く居座ることはできまへん。
だから2号車の海を向いた席は、とっても貴重なんです。
いいなぁーと羨みながら、私は写真を撮りつつ、ヨメはくろごまプリンを食べつつ列車の旅を楽しみます。
運転席はこんなふう。
古いディーゼル車両を改造した列車ですから、装備はかなりレトロです。
乗り心地はお世辞にもいいとは言えません。右に左に大きく揺れるし、騒音もかなりのレベルです。
いぶたま号は特急で、途中喜入(きいれ)にしか止まらないので、指宿までは50分しかかかりません。
指宿駅に来るのは何十年ぶりでしょうか。前回訪れたのは、少なくとも40年以上昔です。
駅裏で黒豚カツ丼+ミニそばを食べて、タクシーで観光します。
まずは日本最南端のJR駅、西大山駅です。
幸せの黄色いポストと幸福の鐘も加わり、けっこう観光客が訪れておりました。
あたしはバイクで2度来たので、それほどの感激はありませんでしたが・・・。
そして長崎鼻と竜宮神社。
長崎鼻の近くにあるフラワーパークには初めて立ち寄りました。
ただの植物園かと思っていましたが、なかなかどうして。かなり見ごたえのある施設ですよ、ここは。
きれいに整備された園内はもちろんですが、オオゴマダラという珍しい蝶を見ることができました。
オオゴ・マダラ? オオ・ゴマダラ?
どっちか悩みました。調べたら「大胡麻斑」だそうな。
これって正しく読めば「オオゴママダラ」じゃないですか。日本語ってすぐ略すから嫌だなー。
ゆっくりと、ヒラヒラと舞う姿は、そんじょそこらのアゲハ蝶とは違います。じつに優雅。
触っても鱗粉が手につきません。触られ過ぎて鱗粉がなくなってるのかなぁ。\(-。。-#マサカ
なによりも驚いたのはオオゴマダラのサナギです。
見てください、この色! この光沢!
クリスマスツリーに飾るガラス玉かと思いましたよ。ホントに。
これがオオゴマダラのサナギです。いやぁ、自然の営みってすごいですね。
またここはクリスマスが近くなってイルミネーションを始めており、夜の来場者がとても増えているそうです。
まだ明るかったのでパッとしませんが、夜はきれいでしょうね。じっくり見て回りたいと思わせる施設でした。
さて、旅館に着きました。
白水館の離宮という部屋を予約してありました。
復興割が使えたので、かなり安く泊まれたそうです。
離宮6階からの眺め。緑の建物が旧館でしょうか。
30年ほど前に友人家族と来たときは、あっちに泊まったと思います。もちろん離宮なんてない時代でした。
それにしても、白水館はずいぶん大きくなったものです。指宿に泊まるんだったら白水館。そんな評判が出来上がっているようですね。
2人で泊まるにはバチが当たりそうに広い部屋でした。
人生初の砂蒸し風呂を体験し、豪華な夕食をいただきました。
部屋食ではありませんでしたが、衝立で仕切られた掘りごたつ式8人用テーブルにたった2人。
これでもか、といわんばかりの料理の嵐でございました。
旅館での料理を残すなんて、ふだんは絶対にしない鉄の胃を持つ私ですが、さすがに残しました。
喰いすぎたのか気疲れしたのか、部屋に戻るなり私はテレビを見ながら和室で爆睡したのであります。
つづく。
退職したのは一昨年3月。その年の秋に行くつもりでしたが、どうしても外せない仕事が入って1回目の中止。
次にことしの春、ふたたび旅行を計画するも、熊本地震で2回目の中止。
3度目の正直で今回、やっと退職祝いが実現しました。
新幹線つばめで、南を目指します。
カメラ:α7RII バリオテッサー16-35ミリf4 ゾナー55ミリf1.8
ことし2月に神戸へ行っていますが、あれはヨメと娘が大阪方面へ旅行して、その帰りに私が合流しただけの、いわばオマケみたいな旅行でした。
今回はヨメがいくつか提案した中から私が選んだ旅です。
鹿児島中央駅から、指宿枕崎線に乗り換え。
やってきたのはこの列車、通称「いぶたま」。「指宿のたまて箱」号です。
水戸岡鋭治氏デザイン。
玉手箱の名が示すように、到着後はドアの上から煙が出ます。(^^;
列車内はこのようなデザインです。
残念ながら、往きは海側(左側)の席が取れませんでした。
いぶたま号は2両編成で、先頭の1号車はこんな感じ。オーシャンビューの席がありません。
中央付近に少しあるのは展望スペースで、指定席ではないため長く居座ることはできまへん。
だから2号車の海を向いた席は、とっても貴重なんです。
いいなぁーと羨みながら、私は写真を撮りつつ、ヨメはくろごまプリンを食べつつ列車の旅を楽しみます。
運転席はこんなふう。
古いディーゼル車両を改造した列車ですから、装備はかなりレトロです。
乗り心地はお世辞にもいいとは言えません。右に左に大きく揺れるし、騒音もかなりのレベルです。
いぶたま号は特急で、途中喜入(きいれ)にしか止まらないので、指宿までは50分しかかかりません。
指宿駅に来るのは何十年ぶりでしょうか。前回訪れたのは、少なくとも40年以上昔です。
駅裏で黒豚カツ丼+ミニそばを食べて、タクシーで観光します。
まずは日本最南端のJR駅、西大山駅です。
幸せの黄色いポストと幸福の鐘も加わり、けっこう観光客が訪れておりました。
あたしはバイクで2度来たので、それほどの感激はありませんでしたが・・・。
そして長崎鼻と竜宮神社。
長崎鼻の近くにあるフラワーパークには初めて立ち寄りました。
ただの植物園かと思っていましたが、なかなかどうして。かなり見ごたえのある施設ですよ、ここは。
きれいに整備された園内はもちろんですが、オオゴマダラという珍しい蝶を見ることができました。
オオゴ・マダラ? オオ・ゴマダラ?
どっちか悩みました。調べたら「大胡麻斑」だそうな。
これって正しく読めば「オオゴママダラ」じゃないですか。日本語ってすぐ略すから嫌だなー。
ゆっくりと、ヒラヒラと舞う姿は、そんじょそこらのアゲハ蝶とは違います。じつに優雅。
触っても鱗粉が手につきません。触られ過ぎて鱗粉がなくなってるのかなぁ。\(-。。-#マサカ
なによりも驚いたのはオオゴマダラのサナギです。
見てください、この色! この光沢!
クリスマスツリーに飾るガラス玉かと思いましたよ。ホントに。
これがオオゴマダラのサナギです。いやぁ、自然の営みってすごいですね。
またここはクリスマスが近くなってイルミネーションを始めており、夜の来場者がとても増えているそうです。
まだ明るかったのでパッとしませんが、夜はきれいでしょうね。じっくり見て回りたいと思わせる施設でした。
さて、旅館に着きました。
白水館の離宮という部屋を予約してありました。
復興割が使えたので、かなり安く泊まれたそうです。
離宮6階からの眺め。緑の建物が旧館でしょうか。
30年ほど前に友人家族と来たときは、あっちに泊まったと思います。もちろん離宮なんてない時代でした。
それにしても、白水館はずいぶん大きくなったものです。指宿に泊まるんだったら白水館。そんな評判が出来上がっているようですね。
2人で泊まるにはバチが当たりそうに広い部屋でした。
人生初の砂蒸し風呂を体験し、豪華な夕食をいただきました。
部屋食ではありませんでしたが、衝立で仕切られた掘りごたつ式8人用テーブルにたった2人。
これでもか、といわんばかりの料理の嵐でございました。
旅館での料理を残すなんて、ふだんは絶対にしない鉄の胃を持つ私ですが、さすがに残しました。
喰いすぎたのか気疲れしたのか、部屋に戻るなり私はテレビを見ながら和室で爆睡したのであります。
つづく。
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YDの寅次郎
at 2016-12-10 14:14
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こんにちは家族て良いですね、退職後は豪華旅行など想像だにしませんが、奥様がいるとこんな良い事があるんですね
冷えるので明日は温泉に入りたくなりました
冷えるので明日は温泉に入りたくなりました
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tama_photo at 2016-12-11 21:46
寅次郎さん
昨日は写真部の撮影旅行で、山口県の俵山温泉に行きました。あちこち写真を撮って回って寝るだけの宿泊でしたが、すばらしい泉質でみんな気に入ったようでした。
夕食は温泉センター隣の居酒屋でしたが、これがまたていねいに手をかけた料理ばかりで、いま流行りの獺祭をはじめ、東洋美人という山口県産のとびきり美味しい日本酒をいただき、大満足でした。
お金は有効に使わないともったいない、そう思ったワタシです。
昨日は写真部の撮影旅行で、山口県の俵山温泉に行きました。あちこち写真を撮って回って寝るだけの宿泊でしたが、すばらしい泉質でみんな気に入ったようでした。
夕食は温泉センター隣の居酒屋でしたが、これがまたていねいに手をかけた料理ばかりで、いま流行りの獺祭をはじめ、東洋美人という山口県産のとびきり美味しい日本酒をいただき、大満足でした。
お金は有効に使わないともったいない、そう思ったワタシです。
by tama_photo
| 2016-12-09 23:15
| ドライブ・旅行
|
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