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お蔵入りレンズ活用法

ミラーレスデジタル一眼の出現で、古いレンズが次々とよみがえりました。
マウントアダプターも国内外から発売され、とくに中国製は信じられないくらいに安いものまであります。
私がアダプターを介して使っているレンズは、ライカL、ライカM、ライカR、キヤノンEF、キヤノンFD、ニコンF、ニコンS(コンタックスC)、アルパです。それに今度ロボットが加わります。
eBayを巡回中に見つけました。

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ロボットレンズには2種類のマウントがあって、Ⅰ・Ⅱ型のM26とローヤルのM30。手持ちのレンズはローヤルです。
M26のアダプターは中国製が安く出ているのですが、M30用はありません。以前、三晃精機というメーカーがM30→ソニーEマウントアダプターを出していたんですが、数年前から製造・販売を休止しています。
他に使う方法がないか調べてみたら、①M30→M42ステップアップリング ②M42ヘリコイド ③M42→Eマウントアダプター・・・と3種類のアダプターを重ねて使えばいいことが分かりました。そして①と②はeBayでないと手に入らないようです。
そこで久々にeBayを覗いていて見つけたのが上のアダプターです。「皇家」が「ローヤル」の意味でしょう。
3つのアダプターが1つで済むならこんないいことはありません。
シュナイダー・クセナー38ミリレンズが息を吹き返します。うれしいな。

お蔵入りレンズ活用法_d0032222_12071603.jpg

こうなると、ほかにもあるお蔵入りレンズも使いたくなるというもの。
お蔵入りレンズその2、フランスのフォカです。(「フォッキャ」と発音するらしい)

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職場写真部の先輩が使っていて、「これはいいよぉ」なんて言うもんですから、ワタシもついポチッとな。
十数年前の話です。
じつはあんまり使っていないんですが、ライカやコンタックスとは一味違う柔らかい描写をするレンズでした。
オプラレックス5センチf1.9という明るいレンズ。前玉の裏側に曇りが出ています。

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絞り羽根が12枚もありますから、光源のボケなどはきれいに出るでしょう。

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面白半分に手で持ってα7で写してみました。こんなふうに。

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カメラのセンサーに当たりそうだったので用心のためライカM→NEX・Eアダプターを付け、そこにフォカを差し込んで撮影。
無限遠が出ないので近接ですが、背景のボケが柔らかくていいですね。開放です。

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アダプターを外しても大丈夫なことが分かったので遠景を撮影。これもたぶん開放でした。
前ボケも柔らかいですね。周辺光量が落ちています。
絞り込むと印象がまた変わるでしょう。

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しかしフォカのマウントアダプターなんて、どこを探してもないんです。
とあきらめかけていたら、とある方から耳寄りな情報が・・・。
つづく

Commented by hirosalgadou at 2017-12-06 14:00
ネットで調べてみると このマウントは内径36ミリのネジとありますが、ライカMLマウントアダプターにセンター出して接着したら(もとに戻せないけど) α7などで使えるんじゃないでしょうかねえ?
フランジバックがよくわからないのでそのままで無限遠が出るかどうかはわからなけど、沈胴レンズなんだから少し沈胴させれば良いんジャマイカ?(^^)
Commented by tama_photo at 2017-12-06 15:12
> hirosalgadouさん
いえいえ、これはバヨネットマウントのフォカなんです。写真部先輩のフォカはたしかねじ込みだったと思います。
ハルさんに教えてもらったオクの手を使いました。別名「無駄づかい」ともいいます。
Commented by YDの寅次郎 at 2017-12-08 22:12 x
こんばんは違和感を感じる画像は好きです関係ない話題ですみませんオイゲン・キケロのCDを聞いて本物のパイプオルガンが聞きたくて北九州ソレイユで有ったコンサートに行きましたスターウォーズ メインテーマが圧巻でした音圧で言えば最初の封切りを円形をした有楽町の映画館の方がブッタマゲタ感が勝っていますが高音は遠くの谷間から聞こえる様に聞き重低音は真近に聞こえ宇宙船が迫って来る感が素晴らしかったです
Commented by tama_photo at 2017-12-08 23:06
> YDの寅次郎さん
そこのパイプオルガンは何ヘルツくらいから出るんでしょうね。先日、オーディオショップの社長が自宅に来てパイプオルガンのCDをかけたら、障子がカタカタと振動し始め、昨年の大震災の悪夢がよみがえりました。しかし、コンサートで生音を聴くのは非常によろしいと思います。
コンサートへ行けない私たちはTVのスターウォーズを観て、こんなに子どもっぽい内容だったっけと、時代の流れに驚きました。
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by tama_photo | 2017-12-06 12:39 | カメラ・写真 | Comments(4)

「浅く広く」をモットーに、熊のいない熊本から発信しています。


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