2018年 02月 05日
ナマ音を聴く
ヨメがイベントに行ってみようと誘ってきた。
なになに「暮らしを豊かにする音楽~ジャズの魅力と面白さ~」とな?
面白そうじゃん。
場所はちょっと遠いけど、同じ熊本市内の公立公民館。入場料は無料で予約も不要。じゃぁ行ってみっぺ。
しかしきょうはとびっきり寒い。
北の某セレブな方はコンサートにしょっちゅう出かけていらっしゃるようだが、私は意外と行かない。年に2~3回ではなかろうか。
娘だけは年に数十回行ってる。大阪あたりまでなら深夜バスだ。ロックコンサートだけどね。
きょうは公民館での無料コンサートだから、せいぜい100人集まればいいんじゃないかと思った。
でも行ってみたら用意された席はほとんど埋まっていて、空いている前列に2人で座った。200人ほど来たんじゃなかろうか。
テナーサックスとピアノという珍しいデュオだ。
又吉直樹ではない。熊本出身の中田博氏だ。ピアノはやはり熊本出身の岡崎香織さん。
テイク・ファイブが始まった。
客のほとんどは公民館講座の受講者と思われる高齢者ばかり。子ども連れの若い夫婦も少しはいた。
驚いたのは1曲目のサックスソロ終盤のロングトーンに拍手が起こったことだ。
最前列に近かったので後ろは振り返らなかったが、真ん中あたりにジャズ好きグループがいたのかもしれない。
ジャズのコンサートは本当に久しぶりだったので、そういう聴くルールも忘れていたさ。
いそしぎの主題歌The Shadow Of Your Smile、イパネマの娘、ひまわりなど、きれいなメロディーラインの曲が次々と演奏された。
やっぱり生の音はいい。タンギングというのか、舌で呼吸を区切って音のエッジを際立たせるその舌使いの細かい音までよく分かった。レコードやCDではここまで聴こえないと思う。
じつは3年前まで私は公立公民館に勤め、こういうコンサートを企画する仕事をやっていた。
だから彼らのギャラがいくらなのかも知っている。よくあれで2人も呼んだなと感心した。
コンサートは1時間ほどで終わって、パイプ椅子も観客自ら片づけた。あぁ、このへんも昔と一緒じゃないか。
そしてロビーに出ると、なんと二人が聴衆に一人ずつあいさつしていた。
その気持ちがうれしくなって、一緒に記念撮影をお願いした。
中田博さんは1970年生まれ、熊本県出身熊本市在住。熊本市中心市街地活性化プロジェクトで毎年開かれている「JAZZ OPEN」のチーフプロデューサー。熊本シティFM「しろひのBaby Talk Jazz Study」のパーソナリティも務めている。2009年、自己レーベルFelidae's Recordsから初アルバム「Tiny Purple」を発表。北九州市立大学ジャズ研究会出身。
なになに「暮らしを豊かにする音楽~ジャズの魅力と面白さ~」とな?
面白そうじゃん。
場所はちょっと遠いけど、同じ熊本市内の公立公民館。入場料は無料で予約も不要。じゃぁ行ってみっぺ。
しかしきょうはとびっきり寒い。
北の某セレブな方はコンサートにしょっちゅう出かけていらっしゃるようだが、私は意外と行かない。年に2~3回ではなかろうか。
娘だけは年に数十回行ってる。大阪あたりまでなら深夜バスだ。ロックコンサートだけどね。
きょうは公民館での無料コンサートだから、せいぜい100人集まればいいんじゃないかと思った。
でも行ってみたら用意された席はほとんど埋まっていて、空いている前列に2人で座った。200人ほど来たんじゃなかろうか。
テナーサックスとピアノという珍しいデュオだ。
又吉直樹ではない。熊本出身の中田博氏だ。ピアノはやはり熊本出身の岡崎香織さん。
テイク・ファイブが始まった。
客のほとんどは公民館講座の受講者と思われる高齢者ばかり。子ども連れの若い夫婦も少しはいた。
驚いたのは1曲目のサックスソロ終盤のロングトーンに拍手が起こったことだ。
最前列に近かったので後ろは振り返らなかったが、真ん中あたりにジャズ好きグループがいたのかもしれない。
ジャズのコンサートは本当に久しぶりだったので、そういう聴くルールも忘れていたさ。
いそしぎの主題歌The Shadow Of Your Smile、イパネマの娘、ひまわりなど、きれいなメロディーラインの曲が次々と演奏された。
やっぱり生の音はいい。タンギングというのか、舌で呼吸を区切って音のエッジを際立たせるその舌使いの細かい音までよく分かった。レコードやCDではここまで聴こえないと思う。
じつは3年前まで私は公立公民館に勤め、こういうコンサートを企画する仕事をやっていた。
だから彼らのギャラがいくらなのかも知っている。よくあれで2人も呼んだなと感心した。
コンサートは1時間ほどで終わって、パイプ椅子も観客自ら片づけた。あぁ、このへんも昔と一緒じゃないか。
そしてロビーに出ると、なんと二人が聴衆に一人ずつあいさつしていた。
その気持ちがうれしくなって、一緒に記念撮影をお願いした。
中田博さんは1970年生まれ、熊本県出身熊本市在住。熊本市中心市街地活性化プロジェクトで毎年開かれている「JAZZ OPEN」のチーフプロデューサー。熊本シティFM「しろひのBaby Talk Jazz Study」のパーソナリティも務めている。2009年、自己レーベルFelidae's Recordsから初アルバム「Tiny Purple」を発表。北九州市立大学ジャズ研究会出身。
最後に、中田さんに好きなプレーヤーを尋ねた。
コルトレーンかロリンズか、古いところでパーカーか、それとも・・・。自分の狭い知識の中で大御所の名前が浮かんだが、出てきたのは「ハンク・モブレーです。それともう一人、フランス人ですけどバルネ・ウィランです」。
2人のアルバムは1枚も持っていない。とくにバルネ・ウィランなんて名前を聞くのも初めてだ。せめて1枚は買ってこれからでも聴いてみようと思った。
ウィキで調べると、2人とも過去の人。
ハンク・モブレーは1986年に55歳で、バルネ・ウィランは1996年に59歳で亡くなっている。おれより若い。
パルネ・ウィランはマイルスの「死刑台のエレベーター」でサックスを吹いていた。さっそく甘損でLPをポチッた。
久しぶりの生音を聴いていい気分になったら腹が減った。
この後は温泉センターに行ってくつろぐ予定だったが、温泉の駐車場が一杯で混雑していたので温泉は中止。
「亭の元(ていのもと)」というだご汁のうまい店で満腹になって帰った。
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k5
at 2018-02-05 17:13
x
こんにちは。
バルネ・ウィランでしたら、後期というか晩年のヴィーナスレコード・レーベルがおすすめ。
録音もイイし、その録音も低音強めだからtamaさんにぴったり。
「死刑台のエレベーター」は映画で観るとイイんだけどサントラで音だけ聴くと・・・、がワタシの感想です。
tamaさんの感想を聞きたいです。(何事も好みですから)
バルネ・ウィランでしたら、後期というか晩年のヴィーナスレコード・レーベルがおすすめ。
録音もイイし、その録音も低音強めだからtamaさんにぴったり。
「死刑台のエレベーター」は映画で観るとイイんだけどサントラで音だけ聴くと・・・、がワタシの感想です。
tamaさんの感想を聞きたいです。(何事も好みですから)
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tama_photo at 2018-02-05 17:52
> k5さん
お役立ち情報をありがとうございます。死刑台のエレベーターは甘損でバルネウィランを検索してヒットしたアルバムです。ジャケ買いです、これは。
きょうはセロニアスモンクとズートシムズと、モノラルを主に聴いています。モノラルを続けて聴いて、間にステレオを挟むと、ものすごくいい音に思えてきますね。
お役立ち情報をありがとうございます。死刑台のエレベーターは甘損でバルネウィランを検索してヒットしたアルバムです。ジャケ買いです、これは。
きょうはセロニアスモンクとズートシムズと、モノラルを主に聴いています。モノラルを続けて聴いて、間にステレオを挟むと、ものすごくいい音に思えてきますね。
by tama_photo
| 2018-02-05 10:32
| Music & Audio
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Comments(2)