2018年 02月 14日
トランスやめた & トラブル(PD-121)
オリンピックに「まぐれ」や「イチかバチか」は通用しないことがよく分かりました。世界トップレベルの実力を持ちながら、しかも「運」まで必要なんだなと。
選手のみなさん、あなた方はすばらしい。
さて、フォノの入力感度が異様に高い「パンドラ」。
レコードを静かに聴こうと思っても、それができません。
プリの出力を30%くらいに下げ、パワーアンプの出力も半分以下に下げ、それでも音量が大きいからボリュームを少しだけ回すと、左右の音量バランスが大きく崩れてしまいます。
ボリュームをゆっくり回していくと右から音が出始め、さらに回すと左から音が出てきます。
ごく小音量時は右の音が大きいのでその都度、プリかパワーの左右ボリュームを調整しないといけません。
これはひじょうにめんどプーン(面倒臭いの意)。
フェイスブックのあるグループで、昇圧トランスはないほうが音がいいという投稿がありました。
MCカートリッジを使う人は、だいたい昇圧トランス派とフォノイコライザー派に分かれるようです。
太くて強い押し出しが欲しい人はトランス、繊細な描写を好む人はフォノイコ。
いまのフェーズメーションT-300を使うようになったのも、古いプレーヤーを修理販売するショップのアドバイスから。
それまでCECのフォノイコPH-53をずっと使っていましたが、オールドスピーカーの太い中・高音に憧れての昇圧トランス選択でした。
昇圧トランスを使うのは何十年ぶりだったでしょうか。
その効果はてきめんで、か細い音が図太くなりました。この頃はレビンソンの38SLとローテルRB-1582の組み合わせでしたから、とくに細身の音ではなかったかと思います。
トランス不要とされる高出力のDL-102も、これを通すとさらに力感あふれる音になりました。
しかしプリアンプをパンドラに替えてからは「昇圧」が仇になっています。
ふと思いつき。こんなに入力感度が高いのなら、ダイレクトにつないでもいいんじゃないか?
ラックの裏に回って、プレーヤーとプリアンプを直接つなぎます。
レコードを数枚かけてみました。予想どおり線は細くなりましたが、きめ細やかで自然な音です。
これがLP本来の音で、昇圧トランスはトランス特有の付帯音があるのかもなぁと思いました。
低域は元から出過ぎるくらいですから、細くなってちょうどいい按配です。
ボリュームツマミがたくさん回せるから左右の音量バランスも正常になりました。
カートリッジの出力が低くなったので「ブーン」というハムがわずかに出ますが、当分はこれでいくと決断。
余った昇圧トランスはモノラル再生で使うことにしました(懲りもせず)。
さっそくPD-121につないで鳴らそうとしたらタンテが回りません。
手で回しても回転がすごく遅くて、しかもフラフラと安定しません。ストロボスコープがメチャクチャに流れます。こういう症状は初めてですよ。
寒さが影響したのかと疑い、部屋の暖房をガンガン入れて2時間ほど粘りましたが、症状は改善しませんでした。
ネットで調べたら、PD-121にはしばしば出る症状とか。
発売から40年以上経っているから無理もありません。PD-121はプレーヤー界の葛西紀明なのです。
電気知識はないのでショップへ。持ち込むにあたってデリケートなアームは外しました。
トランジスタがやられているんだろうとの話。
ラック中段に空室ができてしまいました。入居者募集中。
母艦を失ったアームがぽつんと寂しそうです。
【訃報】
ショップから電話あり。
おっ、もう直ったか? という期待とは裏腹に「修理不能」の連絡でした。
モーター自体が壊れていて修理部品がないとのこと。
ありゃー、PD-121のモーターはテクニクスのSP-10と同じなのに壊れるのか・・・。
あきらめきれずに岡山のテクニクス修理専門店に電話してみました。
症状を伝えると、これまでに聞いたことがないといいます。
見てみないと修理できるかどうか分からないと、プレーヤー修理の担当者。
しかもいまはとても混んでいて、半年くらいかかるかもしれず、しかも修理代金は基本的に7諭吉前後。交換部品が多ければ、プラスアルファーも・・・。
修理はあきらめました。
代用品を探します。
なんとかします。
選手のみなさん、あなた方はすばらしい。
さて、フォノの入力感度が異様に高い「パンドラ」。
レコードを静かに聴こうと思っても、それができません。
プリの出力を30%くらいに下げ、パワーアンプの出力も半分以下に下げ、それでも音量が大きいからボリュームを少しだけ回すと、左右の音量バランスが大きく崩れてしまいます。
ボリュームをゆっくり回していくと右から音が出始め、さらに回すと左から音が出てきます。
ごく小音量時は右の音が大きいのでその都度、プリかパワーの左右ボリュームを調整しないといけません。
これはひじょうにめんどプーン(面倒臭いの意)。
フェイスブックのあるグループで、昇圧トランスはないほうが音がいいという投稿がありました。
MCカートリッジを使う人は、だいたい昇圧トランス派とフォノイコライザー派に分かれるようです。
太くて強い押し出しが欲しい人はトランス、繊細な描写を好む人はフォノイコ。
いまのフェーズメーションT-300を使うようになったのも、古いプレーヤーを修理販売するショップのアドバイスから。
それまでCECのフォノイコPH-53をずっと使っていましたが、オールドスピーカーの太い中・高音に憧れての昇圧トランス選択でした。
昇圧トランスを使うのは何十年ぶりだったでしょうか。
その効果はてきめんで、か細い音が図太くなりました。この頃はレビンソンの38SLとローテルRB-1582の組み合わせでしたから、とくに細身の音ではなかったかと思います。
トランス不要とされる高出力のDL-102も、これを通すとさらに力感あふれる音になりました。
しかしプリアンプをパンドラに替えてからは「昇圧」が仇になっています。
ふと思いつき。こんなに入力感度が高いのなら、ダイレクトにつないでもいいんじゃないか?
ラックの裏に回って、プレーヤーとプリアンプを直接つなぎます。
レコードを数枚かけてみました。予想どおり線は細くなりましたが、きめ細やかで自然な音です。
これがLP本来の音で、昇圧トランスはトランス特有の付帯音があるのかもなぁと思いました。
低域は元から出過ぎるくらいですから、細くなってちょうどいい按配です。
ボリュームツマミがたくさん回せるから左右の音量バランスも正常になりました。
カートリッジの出力が低くなったので「ブーン」というハムがわずかに出ますが、当分はこれでいくと決断。
余った昇圧トランスはモノラル再生で使うことにしました(懲りもせず)。
さっそくPD-121につないで鳴らそうとしたらタンテが回りません。
手で回しても回転がすごく遅くて、しかもフラフラと安定しません。ストロボスコープがメチャクチャに流れます。こういう症状は初めてですよ。
寒さが影響したのかと疑い、部屋の暖房をガンガン入れて2時間ほど粘りましたが、症状は改善しませんでした。
ネットで調べたら、PD-121にはしばしば出る症状とか。
発売から40年以上経っているから無理もありません。PD-121はプレーヤー界の葛西紀明なのです。
電気知識はないのでショップへ。持ち込むにあたってデリケートなアームは外しました。
トランジスタがやられているんだろうとの話。
ラック中段に空室ができてしまいました。入居者募集中。
母艦を失ったアームがぽつんと寂しそうです。
【訃報】
ショップから電話あり。
おっ、もう直ったか? という期待とは裏腹に「修理不能」の連絡でした。
モーター自体が壊れていて修理部品がないとのこと。
ありゃー、PD-121のモーターはテクニクスのSP-10と同じなのに壊れるのか・・・。
あきらめきれずに岡山のテクニクス修理専門店に電話してみました。
症状を伝えると、これまでに聞いたことがないといいます。
見てみないと修理できるかどうか分からないと、プレーヤー修理の担当者。
しかもいまはとても混んでいて、半年くらいかかるかもしれず、しかも修理代金は基本的に7諭吉前後。交換部品が多ければ、プラスアルファーも・・・。
修理はあきらめました。
代用品を探します。
なんとかします。
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by
k5
at 2018-02-14 22:35
x
こんばんは。
調整するトコが多いと、オデオ熱が高い時は色々やりますが、熱が低いと面倒くさくなります。
デフォルトのポン置きで気に入った音が出たら、どんなにイイかと時々思います。
それじゃ、つまらない(趣味にならない)かとも思いますが・・。 ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
調整するトコが多いと、オデオ熱が高い時は色々やりますが、熱が低いと面倒くさくなります。
デフォルトのポン置きで気に入った音が出たら、どんなにイイかと時々思います。
それじゃ、つまらない(趣味にならない)かとも思いますが・・。 ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
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制御回路が経年で不安定になったのかも知れませんね。
オシロスコープ当てれば不良個所は直ぐ判るでしょうけど、オシロ持ってる人って少数派...。
オシロスコープ当てれば不良個所は直ぐ判るでしょうけど、オシロ持ってる人って少数派...。
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by
tama_photo at 2018-02-15 09:13
> k5さん
複雑にならないよう心がけているつもりなんですが、少しでもいい音が得られるのならと、ついいろんなことに手を出してしまいます。日々この「心がけ」と「欲望」のせめぎ合いですね。
複雑にならないよう心がけているつもりなんですが、少しでもいい音が得られるのならと、ついいろんなことに手を出してしまいます。日々この「心がけ」と「欲望」のせめぎ合いですね。
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by
tama_photo at 2018-02-20 09:19
by tama_photo
| 2018-02-14 13:11
| Music & Audio
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Comments(4)