聴き比べ バリレラ VS デノン グールド VS ルービンシュタイン

近ごろは使う機材がずいぶん固まってきました。
しかし常にいろんな変化が欲しい自分としては、少しうっぷんがたまります。
数ヵ月でこうなんだから、1年も同じ機材で我慢できるわけがない―という人もいますが
そのとおりだと思います。\(-。。-#ハンロンセェ
ビル・エヴァンズの「New Jazz Conceptions」。

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モノラルレコードなので、バリレラRPX-050で聴きます。
適正針圧は6~8gですが、音が歪まないので5gで聴いています。レコードにもやさしいでしょう。

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図太くて力強い音色です。
けっこう下が伸びていて膨らみ気味。ウッドベースが「ボワーン」といいます。
低域出過ぎのN-801でこのLPを聴くと、ちょっと不快。

そこでデノンのモノラルカートリッジ、DL-102の登場です。
トラッキングを調整して針圧を3gに合わせ、インサイドフォースキャンセラーも合わせます。

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音が軽くなりました。
低域の「ボワーン」がなくなり、ちょうどいい按配でウッドベースが響きます。
悪く言えば元気のない音なんですが、聴きやすくなりました。
そうそう、昇圧トランスなしで聴いています。それも影響しているかもしれません。
フォノアンプLNP-2Lのゲインを+30dBにしました。
しばらくはこれでいきます。

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さて、知識と造詣はものすごく狭くて浅いのですが、あたしゃぁクラシックも聴きます。
中でもベートーベンの「月光」が好きです。
どうも小学生の頃に父や姉にすり込まれた気がします。

いまはどんなピアニストが有名なのか調べて、グレン・グールドの月光を買いました。
「月光」のほかに「悲愴」と「熱情」の3曲が1枚のCDに入っています。
これ、3大ソナタっていうんですか?
よく知りませんが、なんだかとってもお得な気がしてポチりました。

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この人のアルバムってこういう顔のアップが多いんです。
もしかして、イケメン?
本人はそう思っていなくても、レコード会社がそうだと決めてイケメン路線で攻めているのでしょうかねぇ。
ともあれ聴いてみると・・・

なんじゃいこりゃぁー でした。
すごくテンポが速い。
ソナタをじっくり聴くなんてことが考えられないくらいの速さです。
それにグールドさん、弾きながらなにやらうなっています。
あのね、キース・ジャレットじゃないんだからね。( ̄∀ ̄;)

驚くやらあきれるやら。
評価はいろいろですが、正直に言います。私には受け入れ難い「月光」でした。

私の「月光」は小学生から聴いていたルービンシュタインがメートル原器なのです。

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左が実家にあったLP。昭和38年に郷土のデパート鶴屋で買ったと書いてあります。

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なんといっても半世紀以上前に買ったLPですから、キズだらけですごいノイズが出ます。
さすがに鑑賞には堪えられないので、中古ですがオリジナル盤を入手しました。

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左から、昭和38年購入のモノラル盤。グールド氏のCD。そして今回購入した英RCAビクターのステレオ盤。
聴いてみたら録音レベルが低くてノイズが多く、お世辞にもいい録音ではなかったものの、ゆったりしたテンポでベートーベンの世界にのめり込むことができました。
やっぱり「月光」はこうでなくっちゃ。

Commented by hirosalgadou at 2018-04-05 21:50
グレン・グールドと言えば「 バッハのゴールドベルク変奏曲」が名盤!これ聞かなくちゃ!
Commented by RIfle at 2018-04-05 23:59 x
クラシックも、20年以上前から演奏速度が随分早くなっていますね。
母の姉が若い頃に指導を受けていたヘリサートさん(独逸人?)が「今ノ人弾クノ早イデス」と嘆いておられたそうです。戦後間もない当時でも既にそういう傾向があったみたいです。
Commented by tama_photo at 2018-04-06 01:35
> hirosalgadouさん
相当に神経質な人で、後年は人前での演奏をせず、ほとんどスタジオ録音だったそうですね。まぁ、クラシックに興味が湧いてきたら聴いてみます。
Commented by tama_photo at 2018-04-06 01:39
> RIfleさん
テクニックの上達と共に早弾きになるのでしょうか。LPしかない時代だったら録音時間の制限があるでしょうが、いまはほぼ無制限に録れますから、急ぐ必要はどこにもないと思うんですけどね。
Commented by しき at 2018-04-07 21:05 x
はじめまして。ちょくちょく拝見させていただいています。
ベートーベンの「月光」の名盤はギレリスやバックハウス辺りが正当な演奏だと思います。
グールドさんは正当な演奏とは一線を画す演奏をする事で有名になった方です。
どちらが正しいとは言えませんが、聴き手の選択で選べば良いでしょう。
Commented by tama_photo at 2018-04-07 23:06
> しきさん
はじめまして。ようこそわがブログへいらっしゃいました。
当面はルービンさんの古いやつで我慢しますが、次に買うときは参考にさせていただきます。でもこの月光、音は良くないですが、聴いていて落ち着きます。
Commented by YDの寅次郎 at 2018-04-11 02:52 x
こんばんは春の風邪は高い熱が出ますが大丈夫ですか、朝ドラ「半分蒼い」のような近所の小学女子がゴミ袋をあさるカラスに通学時に見つけ文句を怒鳴っているのが「当の本人は通じていると思われる」元気があって可愛い8月のサンソンで山下達郎さんが耳の衰えについて話していましたFM放送は7千Hzしか届かないしミキサーの人で4千Hzまでしか聞こえないけど良い音を作る人もいる加齢による高音部の衰えはあるが音楽の良し悪しは判るので気にする事は無いとおっしゃていたボクも耳の衰えを感じていたので人様に音の事をとやかく言える立場で無いと思っていましたが少し自信がわきました。SACDにハイブリッドがあってCDにして聞くと音に厚みが無くなった気がしております。
Commented by tama_photo at 2018-04-11 10:54
> YDの寅次郎さん お心遣い、ありがとうございます。ヨメは39度を超えましたが、私はなんとか37.9度止まりでした。それでも平熱が36度前後しかない身にはこたえました。まだ咳と痰が出ます。
人間の耳が聴き取れるのは普通12Hz~15kHzだそうですね。でもスピーカーはもっと上まで出さないと再生に余裕がなくなるそうで、それで20kHzはおろか100kHzを超える音を出す中華スーパーツイーターが今はもてはやされていますね。
CDとSACDの違いをハイブリッドSACDで聴き比べたことがありまするが、SACDのほうが一聴しておとなしく、各楽器や歌が小ぢんまりと感じました。音の「にじみ」が減ったのかなぁと。しかしボーッと聴いていたら分からないくらいのレベルなので、最近はSACDを買うことはなくなりました。
次はカセットテープのデッキを狙っています。
by tama_photo | 2018-04-05 20:42 | Music & Audio | Comments(8)