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SP-LE8Tの内部単線化

ジョーンズも無事帰ってきました。
ダンボール箱の定位置でくつろいでいたとき、皿にえさを入れたら50センチくらいまで近寄ってきました。
よく食うやつだ。

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満腹になったジョーンズが午睡している間に、SP-LE8Tのターミナルと内部配線をやり変えてみました。
まずはターミナル。
フォステクスのクロームメッキ仕上げです。

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じつは2年半前に買っていました。
なんで手をつけなかったかというと、1個しかなかったからです。
あたしゃてっきり2個セットだと思ったんです。だって普通スピーカーは2個1組ですからね。
なんかそこに気づかなかった自分にも腹が立ったけど、単品で売る業者にも少しムカつきました。基本2個セットにして「1個売りもございます」とすりゃぁいいのにね。
それで2年半ぶりに再度1個注文したのですが、取扱業者がジョーシンから音工房Zに変わって値段も410円上がって1,890円でした。それでも定価より少しは安いから我慢しましょう。
純正のターミナルと比べるとひと回り大きく、作りもガッチリしています。
そのままでは取り付けられないので、スピーカーボックスを削ります。

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電動ドリルとヤスリ、カッターナイフで穴を広げました。SP-LE8Tはパーチクルボードで出来ているので、このへんの加工は簡単です。

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そして新しいターミナルに新しいケーブルをハンダづけします。ケーブルは直径2ミリのVVF。単線のいわゆる「電線」です。
前にスピーカーケーブルとして試験的に使ったものです。割と音が良かったことと、フォステクスが自社の高級スピーカーの内部配線を単線でやっているというウワサを耳にしたからです。
ワタシの発想はじつに単純。
外皮を剥ぎ取ります。

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困ったことに直径2ミリだとターミナル端子の穴に入りません。
仕方ないので穴に通さず、巻きつけもせず、万能猫の手で固定してハンダをたっぷり盛りました。
ハンダごてのワット数が低くて苦労しましたが、なんとかハンダづけ完了。

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内部の単線はぐるっと巻いておきます。

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単線は最初80センチの長さにしておいたのを15センチカットして左右とも65センチ。
もっと短くもできますが、単線なので内部の振動や端子への負担を考えてちょい長めにしました。
スピーカー端子もスプリングの噛みつき式です。2ミリの単線がやっと入りました。
こっちはハンダづけはしません。

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ユニットを取り付けてAMP-KUMAMOTOで音出しです。

思い込みも含めて【感想】

余分な響きが消えて、ぼくとつな太い音になりました。
ボーカルが一段と前に出て定位がしっかりしてきました。
ベルデン9497はとても特徴のある音なんです。それは高音のきらびやかさ。
なにか音にラメがついたようにキラキラしています。それがスッキリ消えてしまって、悪く言えば「味気ない艶のない」、良く言えば「クセのない素朴な」音に変化しました。
余韻がないですね。けど、余韻が余分なものならないほうが正しいわけです。これはもう好みで選べばよいでしょう。
せっかく改造したんだからしばらくはこのまま聴くことにしような、ジョーンズ。

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ちょっと疑問を抱きました。
スプリング式の噛みつきターミナルの場合、撚り線と単線はどっちが接触面積が大きいのだろうと。
これは素人考えでも撚り線のほうが大きそうです。単線なら針の先くらいの接触面がせいぜい2~3ヵ所でしょう。撚り線なら端子の形状に合わせてつぶれたりひしゃげたりしますから、接点は増え面積も広がると思うのです。
う~む、そうなると単線とスピーカーユニットのターミナル部分がボトルネックになっているわけで、これはやっぱりスピーカーにハンダづけすべきかなぁ。
悩みは尽きません。
悩みとは無縁のジョーンズ。ひたすら眠る。

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Commented by k5 at 2018-06-12 01:55 x
> 撚り線と単線はどっちが接触面積が大きいのだろうと。

物理的な裏付けは全くないトーシロの考えですが、どちらも大して変わらない気がします。
バイスなどで締め付けるので無く、所詮スプリング式のターミナルですから。
嫌う人も多いですが、確実性はハンダじゃないかと思います。リセールの時や後々面倒になるデメリットあるでしょうけど。
Commented by tama_photo at 2018-06-12 08:59
> k5さん
BOXのターミナル交換もちょっとためらったくらいですから、ハンダづけはやめておきます。もしするなら、端子から交換しなければいけませんね。
スプリング式は貧弱なようで、じつは確実な方式かもしれませんよ。常に圧が加わって緩みませんからね。JBLのユニットはかれこれ40年近く使っています。全部このスプリング式でした。緩んだり外れたりしたことが1度もないというのはすばらしいことだと思います。
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by tama_photo | 2018-06-11 21:42 | Music & Audio | Comments(2)

「浅く広く」をモットーに、熊のいない熊本から発信しています。


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