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古レンズあそび ニッコール35-105ミリ

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ニッコール・ズーム35-105ミリ/3.5~4.5。古いレンズだけど、使うのは初めてです。
遺産整理を手伝ったとき、同級生からもらいました。カメラ(ニコマートFTn)つきで。
カメラにレンズが付いていた、と言うべきでしょうか。


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いまどき珍しい直進式ズームです。35-105ミリなので倍率はちょうど3倍。なんと控え目。
当時のズームレンズといえば貴重品ですよね。
目視ですが、カビなし。少し曇りはあります。ホコリ少々。
ほとんど使ってなかった感じで、スレはないし、ズーミングもピントリングも動きはスムーズでタッチは最高です。

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このレンズにはマクロのオマケがついています。
絞りリングの先にある▽マークのボタンを押して反時計方向へ回すと、鏡胴が少し伸びてマクロ領域に入ります。

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オレンジの指標があり、途中に「1:5.5」、手前に「1:4」の文字が刻まれています。
「5.5分の1倍」と「4分の1倍」の接写ができるということですね。
マクロにしては大したことない倍率。だからレンズに「Micro」の表記がないのかな。

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広角側35ミリ最短距離での撮影です。撮影距離は27センチでした。これで倍率4分の1倍ですかね。
これはノートリ。目いっぱい寄ってもここまでです。フォクトのレンズが全部写っています。

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いっぽう望遠側の105ミリ最短撮影距離がこれです。
105ミリのマクロなら使い勝手がよさそうですが、測ってみたら82センチまでしか寄れませんでした。
でもボケは滑らかですね。f4.5です。
そのときの倍率は指標から推測すると6分の1くらいでしょう。

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常用域のズームですがミラーレスはアダプターが長いので、望遠側ではこの大きさになってしまいます。
ちょっと見、200ミリくらいありそう。

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外で撮った35ミリ画角。

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こちらは105ミリ画角。

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再び35ミリ画角。
マクロ側への操作をしないと、最短撮影距離は1.4メートルもあります。
いくら便利なズームとはいえ、最短1.4メートルじゃ売れないよ―と営業側が言ったのでしょう。
それじゃと改良を重ねて35ミリ側で27センチまで寄れるレンズにした―ということかな?
ズーミングしてもピント面が動かないし、広角側も望遠側も歪曲はほとんど気になりません。
現代のレンズと比べるとスペック的にはもの足りませんが、作りのよさは実感できます。






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by tama_photo | 2023-02-03 20:57 | カメラ・写真 | Comments(0)

「浅く広く」をモットーに、熊のいない熊本から発信しています。


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