JBLのLE8Tは1962年に発売された20センチフルレンジのスピーカーユニットです。
輸入総代理店だったサンスイは1966年、自社のバスレフ箱にこのLE8Tを入れて「SP-LE8T」として売り出しました。
このSP-LE8Tはエッジがゴムでできた「ランサロイエッジ」ですから、初期型になります。1970年くらいか、いずれにしても40年以上前のスピーカーですね。
古いスピーカーには真空管アンプがよかろうと、ずっと自作管球アンプで鳴らしていましたが、このアンプがあまり調子よくないため、マランツのDA04に受け持たせたのでした。
DA04は「デジタルアンプ」で、ガラが小さい割に出力が大きく、消費電力も少ないという、アンプ界のプリウスみたいなやつです。
ずっとBTL接続にして300Wx2chで聴いていたのですが、高域がトゲトゲしくて聴き疲れする音でした。
ある日私は、とある掲示板で「ノーマル接続の150Wx2chが音がいい」というカキコを発見。
他人の意見を気にする私は、さっそくそのようにしてみました。
すると、あらま、なんということでしょう。
音がすっかりきれいになって、まるで別のアンプで聴いているみたいでした。
α77 DT18-50/2.8 SSM
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